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個性的なスモーキーフレーバーと織りなすスウィート＆フルーティーが魅力

■「イチローズモルト 秩父 ザ・ピーテッド ２０２２」の特徴

４年ぶりのリリースとなる「イチローズモルト 秩父 ザ・ピーテッド ２０２２」は、ベンチャーウイスキー秩父蒸留所がピーテッド原酒にこだわって造り上げた至極のジャパニーズシングルモルトウイスキーです。
原酒そのままの個性を楽しめるようにと、ノンチルフィルター＆ナチュラルカラーでボトリングされています。
製麦作業でピート（泥炭）を使用して麦芽を乾燥させているため、スモーキーなフレーバーが個性的な原酒に仕上がりました。
今回の２０２２年バージョンは、甘く軽やかなカスタードクリームと表面を滑るようなフルーティーさがあり、口の中に広がる香りは柔らかな紅茶を思わせます。
しっかり主張する個性的なスモーキーフレーバーはもちろん、時間と共に変化を続けるカスタードのような甘味やフルーティーな味わいなど全体の印象をゆっくり楽しみたい１本です。

■イチローズモルトができるまで

今は世界100ヶ国以上で愛されているイチローズモルトですが、その歴史には苦労などもあります。
創業したのは2004年9月になりますが、創業者の肥土伊知郎はその前にも家業へ戻り、酒造りをしていました。
しかしその頃は父親と一緒に働いていて、意思疎通なども多い環境の中努力をしてきたのですが、経営が悪化してしまい2000年に民事再生法を申請しています。
信用の差などでその後もお酒が売れなくなってしまい、2004年には他社に営業譲渡が渡ってしまいます。
ウイスキーの事業も撤退することなり、蒸溜所と原酒は廃棄されてしまいました。
そこから自分の力でベンチャーウイスキーを立ち上げ、蒸溜所を設立しようと努力をし、ついに2004年に立ち上げます。
さらには2007年に秩父蒸溜所を設立し、ホワイトオークを中心としたウイスキーを熟成させていきました。

■秩父蒸溜所の歴史とは？

2007年に自前の蒸溜所を立ち上げたのですが、ベンチャーウイスキーとしては初です。
決して簡単なことではなく、秩父が総合的に見て酒造りに適している判断し、自分なりに努力をして立ち上げています。
蒸溜所ができてから実際に事業を再開したのは、2008年の2月です。
このときに秩父蒸溜所でのウイスキー製造免許を取得して、本格的に造るようになりました。
さまざまな研究や試行錯誤をしながらおいしいウイスキーとなるように製造し、2011にはついに、秩父蒸溜所で蒸溜した初のモルトウイスキーを7400本も出荷しました。
ウイスキーのファンを中心に興味を持っていたので、国内に留まらず国外からも注文が殺到し発売初日にすぐ完売したのです。
ここでその味の良さに魅了された方が、イチローズモルトをまた飲みたいとファンになり今でも大人気です。
秩父蒸溜所で造られた原酒は大変評価も高く、ワールドウイスキーアワードでは2017年から4年も連続して、世界最高賞を受賞しています。
これまでにファンも多く味わいもピカイチなので、さまざまな賞を受賞しているのも特徴です。
11,000本限定で販売された「イチローズモルト 秩父 ザ・ピーテッド ２０２２」は、今後は非常に入手困難なウイスキーとなることが予測できるので、出会えたとしたらラッキーです。