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最高傑作との呼び声が高い2008年のクリスタル・ヴィンテージ

■ ルイ・ロデレールのクリスタルの中でも最高傑作と絶賛される出来栄え
「ルイ・ロデレール クリスタル 2008」は数々のヴィンテージ・シャンパーニュを送り出しているルイ・ロデレールの中でも、ひときわ誉れ高い逸品となっています。
ルイ・ロデレールクリスタルは出来のよいブドウが実ったときにだけ造られますが、その中でも2008年のヴィンテージは最高傑作と称される出来栄えとなりました。
1876年にロシア皇帝・アレクサンドル2世への献上品として、特別にしつらえたクリスタル製のボトルにシャンパンを詰めたのがルイ・ロデレールクリスタルの始まりでした。
その後1世紀以上にもわたって、クリスタルはルイ・ロデレールの代表的シャンパンとして世界中から愛されています。
じっくりと熟成が進んだことによる成熟度の高い味わいは、ジンジャーシロップや焼き菓子、焼きリンゴやアプリコットといったさまざまな香りや風味を凝縮しているのが特徴です。
繊細に立つ泡は金色に光り輝き、同じく眩いばかりのゴールドのラベルは、「ルイ・ロデレール クリスタル 2008」が特別な一本であることを強く印象付けています。
ルイ・ロデレールの中でも類まれな出来栄えとなった「ルイ・ロデレール クリスタル 2008」は、ぜひとも味わってみたい逸品です。

■ 自然の恵みがもたらした2008年のブドウ
「ルイ・ロデレール クリスタル 2008」が造られた2008年のシャンパーニュ地方は、ブドウの生育に大変恵まれた年でした。
大陸性気候の激しさを体現したかのような2008年の春は、雨と嵐が多く、それ治まると今度は強烈な暑さと急速に涼しくなる寒暖差を繰り返しました。
例外的な涼しさとなった夏は日照時間がわずかでしたが、気候が乾燥していたこともありブドウがじっくりと成熟する環境となりました。
寒暖が激しかったことで果実の風味が凝縮され、それでいてみずみずしい酸味が残った上質のブドウが実りました。
ルイ・ロデレールのクリスタルは、自社畑であるグラン・クリュのモンターニュ・ド・ランスとヴァレ・ド・ラ・マルヌ、そしてコート・デ・ブランで栽培された高品質のブドウが使われます。
「ルイ・ロデレール クリスタル 2008」も例外ではなく、ピノ・ノワール60％とシャルドネ40％の比率でアッサンブラージュしています。
専用のセラーで8年の歳月をかけて熟成させ、リリースされるまでにはさらにデゴルジュマン後に8ヶ月間の熟成期間を設けます。
こうしてルイ・ロデレールクリスタルは、優雅な気品と繊細な味わいを凝縮した洗練された味わいに仕上がるのです。
ちなみにアッサンブラージュとはワイン用語で調合を意味し、デゴルジュマンは瓶内二次発酵によってできた澱が塊になったものをボトルの口近辺に集め、-20～-15℃に冷却して凍ったものを取り出す作業をいいます。

■ 日本でも人気上昇中のシャンパンと、シャンパンの生みの親
シャンパンといえば高級品のイメージを持っている人も少なくないでしょう。
結婚式や豪華なパーティーなどでお目にかかることはあっても、日常的に飲んでいる人はそれほど多くないと思われます。
ところが意外にも日本へのシャンパンの輸出量は多く、年々増加傾向にあります。
2017年度にはドイツを抜き、アメリカ・イギリスに次いで第3位のシャンパン輸出国となりました。
日本でシャンパン人気を支えているのはセレブと呼ばれる富裕層の人々ですが、ドンペリの愛称で親しまれている「ドン・ペリニヨン」はよく知られている存在です。
ドン・ペリニヨンはシャンパン製造法の確立に生涯を捧げたベネディクト会社の修道士、ドン・ピエール・ペリニヨンの名前が付けられたシャンパンでもあります。
1638年にフランス北東部のシャンパーニュ地方で生まれたペリニヨンは、発砲ワインの一種であるシャンパンの完成に全生涯を賭けました。
全盲だったといわれるペリニヨンですが、彼が所属していたオーヴィレール修道院は現在ドン・ペリニヨンの貯蔵所も兼ね、彼の功績を今も讃え続けています。