menu list買取商品 - ザ・ロイヤルハウスホールド 特級
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ザ・ロイヤルハウスホールド 特級の高価買取致します
ザ・ロイヤルハウスホールド 特級のご紹介
買取参考価格 | 60000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | ディアジオ社 |
分類 | ブレンデッドウイスキー |
タイプ | 750ml/43度 |
ロイヤルワラントの称号を与えられた英国王室ご用達の証である「THE」が付いた「ザ・ロイヤルハウスホールド(ROYAL HOUSEHOLD)」の特級ボトルです。
「ウイスキー特級」という表示は、酒税法に基づき1962年から1989年まで続いた日本独自の制度です。
原酒が混合されており、アルコール度数43度以上のウイスキーが特級を名乗れるという条件のもと昭和時代の約27年間で流通した「ザ・ロイヤルハウスホールド 特級」は、すでに製造されていない終売品ということもあり、希少価値が高い貴重なウイスキーのひとつとなっているため、お酒買取では高額で取引されています。
世界でも日本を含む3ヵ所でしか飲むことができないレアな終売品「ザ・ロイヤルハウスホールド 特級」は、高価買取にご期待いただけます。
ザ・ロイヤルハウスホールド 特級の歴史
特級表記の貴重なオールドボトル「ザ・ロイヤルハウスホールド」
■「特級ウイスキー」に価値がある理由
ウイスキーボトルのラベルやボトルネックなどに「特級」と表記されたウイスキーがあるのをご存知でしょうか。
「特級」と呼ばれるウイスキーは大抵古びたボトルであることが多く、近年に発売されたウイスキーで見かけることはありませんが、団塊世代であれば知っているという方も多く、「ジョニ黒(ジョニーウォーカー・ブラックラベル)」や「オールド・パー」といった銘柄を思い浮かべる方も多いかもしれません。
このウイスキーの特級表示は、第二次世界大戦後の時代背景と日本独自の制度である酒税法に関係があります。
現在の酒税法で蒸留酒類に分類されているウイスキーは、戦後1949年から原酒混和率(原酒が占める比率)を基準として等級が定められることとなりました。
当時はアルコールや水で薄め、香料や着色料を使ったウイスキーなども存在しており、そのうち原酒が30%使われているものは1級、5%以上は2級、5%未満は3級とされ、等級が高いものほど酒税も高く品質も良いとされていました。
この等級を設けた経緯には、戦後の混乱時代に横行した密造酒や粗悪酒、メチルアルコール(メタノール)によって中毒者や死者の発生が相次いだため、国内で流通するウイスキーの品質をコントロールするという狙いがあったようです。
その後、1953年の酒税法の全面改正を経て、1962年に原酒混和率が変更されたことにより、10%未満のウイスキーは2級、10%以上は1級、そして20%以上が特級と定められました。
この等級規定はその後も原酒混和率を変更しながら1989年まで続き、級別制度が廃止されるまでの間に限り国内で販売されたウイスキーにのみ「特級」表記が存在することとなります。
原酒100%のウイスキーが当たり前である今、原酒混和率によって「特級」と位置付けられていた1989年以前の流通ウイスキーは「オールドボトル」としての価値が見出されており、希少性はもちろん、当時の製法や経年変化による味わいの違いに魅力を感じるコレクターも多いようです。
ウイスキーは賞味期限のないお酒ということもあり、特級ウイスキーはお酒買取でも高価買取の対象となる場合が多く、空き瓶でもお値段が付きやすい傾向にあります。
■「THE」が付く英国王室御用達のロイヤルハウスホールド
ロイヤルハウスホールドのラインナップには、頭に「ザ(THE)」か付く「THE ROYAL HOUSEHOLD」と「ザ(THE)」が付いていない「ROYAL HOUSEHOLD」の2種類が存在します。
商品名に定冠詞「THE」が付いたロイヤルハウスホールドは、英国王室御用達の時代につくられたボトルであることを意味しており、王室御用達の証としてロイヤルワラントの称号を与えられた1898年から、認定が外れた1993年までの間に製造されたもとであることがわかります。
英国王室御用達の認定更新がされなくなった翌年の1994年には、強烈な個性で知られるアイラモルト「ラフロイグ10年」にチャールズ皇太子からロイヤルワラントが与えられたことから、王室御用達ウイスキーの入れ替わりが行われたと見られています。
以降は、ブランド名に冠していた「THE」とロイヤルワラントの紋章が外され、「ROYAL HOUSEHOLD(ロイヤルハウスホールド)」の明記とブキャナン社の紋章が刻印されたボトルのみが販売されています。
そのため、「THE」を冠するロイヤルハウスホールドは希少価値が高まり、オールドボトルとして高額で取引されるようになりました。
また、初期製造のザ・ロイヤルハウスホールドにはスプリングが付いた古いタイプのボトルキャップ「ティンキャップ」が使われているため、さらにプレミアム価値が付加されています。
「THE」の有無によってキーモルトの変更や味わい、品質に変わりはありませんが、今となっては滅多にお目にかかれないボトルであることから希少性が高いと言われています。
■ロイヤルハウスホールドが飲めるのはバッキンガム宮殿と日本だけ
イギリスの由緒正しきブレンデッドウイスキー「ザ・ロイヤルハウスホールド 特級」は、希少価値が高く高級なスコッチのため世界でも飲める場所が非常に限られた銘酒でもあります。
まず一つ目は、当たり前ですが英国の象徴として世界でも知られるイギリス・ロンドンにあるバッキンガム宮殿です。
バッキンガム宮殿は現在の君主であるエリザベス2世の住居として有名なイギリス王室であり、華やかで凛々しい衛兵たちがマーチングバンドの演奏に合わせて行進する交代のセレモニーはロンドン観光の目玉として世界各国の旅行者が多く訪れる地でもあります。
英国王室用として存在するウイスキーですので、バッキンガム宮殿で飲むことができることは言うまでもありませんね。
二つ目は、スコットランドのアウターヘブリディーズ諸島にあるルイス島と地続きの避暑地、ハリス島にある「ローデル・ホテル」のバーです。
石垣の壁面が古城を彷彿とさせる厳格な佇まいのローデル・ホテルは、残念ながら現在は閉鎖されていますが、かつてはこのホテルにあったバー内でも希少なロイヤルハウスホールドが飲めたそうです。
その理由は、ロイヤルハウスホールドのブレンデッド・レシピをつくった偉大なる人こそがホテルのオーナーだったジャック・マッカラム氏だったためと言われています。
そして三つ目であり最後の場所となる地、それが私たちが住む国、日本です。
なぜ日本でもロイヤルハウスホールドを飲むことができるようになったのか。
それは、昭和天皇がまだ皇太子だった時代にイギリスへ訪問された際、王室からのプレゼントとしてロイヤルハウスホールドを渡されたのがきっかけだったとされています。
日本の皇族と英国王室が長らく友好関係にあったということも縁となり、日本にだけ販売が許可されたのだそうです。
現在は、ローデル・ホテルが閉鎖されているため、ロイヤルハウスホールドを飲める場所は世界でもたった2ヵ所、バッキンガム宮殿と日本だけというわけです。
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