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世界で初めてチャンピオンとして認められた菊姫 純米酒 鶴乃里 720ml

■ 世界初チャンピオンになった銘酒と菊姫の受賞の歴史
世界最大規模のワインコンテストとして有名なIWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）では、ワインの品評会にとどまらず、2007年にはSAKE（日本酒）部門を新設しました。
初めて開催された2007年の日本酒部門コンテストにおいて、栄えある初代チャンピオンに輝いたのが菊姫 純米酒 鶴乃里 720mlです。
石川県にある菊姫は日本酒製造では国内シェアの0.1%程度と小さな酒造メーカーですが、製造する日本酒への評価は非常に高いものがあります。
平成12年まで国税庁が開催していた全国清酒鑑評会においては、昭和42年に初出品していきなり金賞を受賞して以来、毎年出品を続け、金賞23回・銀賞8回という連続受賞記録をたたき出してきた実績を有しているのです。
その名こそ、大手メーカーなどに比べれば知名度は低いものの、ほかにはない個性的でこだわりの詰まった日本酒を造り続け、日本酒通の間では知らない人はいない存在となっています。

■ 歴史と伝統を受け継ぐ菊姫プライドによるこだわりの酒造り
菊姫が発祥した歴史は、なんと安土桃山時代の天正年間に遡ります。
歴史的に有名な織田信長や豊臣秀吉などが活躍していた時代から、酒造りを始めたのです。
現在の菊姫という会社になったのも昭和3年と古く、大変な歴史を持つ酒造メーカーです。
歴史と伝統に裏付けられたプライドのもと、昔ながらの丁寧な酒造りと最新の技術やアイディアを融合させながら、丁寧な酒造りで定評があります。
昔ながらの酒の製法を復活させたうえで、新たな価値を使える日本酒造りが得意です。
今ではほぼ行っているメーカーがなくなった全量自家精米を続け、酒母も自家製、さらに手間がかかることから消滅しかけていた山廃仕込みの製法を復活させ、米の旨みを存分に感じられる個性的な純米酒として、山廃仕込み純米酒を昭和58年に日本で最初に発売した歴史も持っています。

■ 製法や味わいの特徴
菊姫 純米酒 鶴乃里 720mlは菊姫特注の発酵タンクで、最高レベルを誇る吟醸酒と同等のきめ細かな温度管理のもと醸された日本酒で、毎年10月初めに発売されます。
ラベルの色が3種類用意されていて、赤→黒→青→赤→と年ごとにラベル色を変更しています。
熟成させて味わいの変化を楽しむのもファンの間では人気となっており、3年間かけて3種類のラベルを揃えたうえで飲み比べるのもおすすめです。
菊姫 純米酒 鶴乃里 720mlの原料米は酒造好適米として最高レベルを誇る兵庫県三木市吉川町・特A地区産の山田錦を、自家精米で精米歩合65%まで丁寧に磨きこんで使用しています。
酒母は昔ながらの製法を復活させた独自の山廃仕込み、熟成年数は出荷時点で1年未満、アルコール度は16度以上17度未満、味わいは中庸タイプです。
伝統の山廃仕込みならではしか味わえない力強さの中にも、繊細で上質な旨味が感じられる世界一品質の日本酒です。
バナナのような甘くフルーティーな芳香がふわっと香り、爽やかでミルキーな風味が口の中いっぱいに広がっていきます。
にもかかわらず、後味はスッキリしており、キリリとした酸味が後口を引き締めてくれるのです。
世界レベルの品評会で世界一の称号を獲得したのが存分に伝わってくる、風味と飲み心地を味わえます。
総米1t仕込みできめ細やかな管理のもと丁寧に醸し出した後、低温熟成により、じっくりと熟成度を高めました。
味に膨らみがあるのが特徴で、厚みのある旨みの後に来るキリッとした爽やかな酸味がバランス良く調和した絶妙なおいしさが楽しめます。
純米らしい豊かなコクと旨味を持ちながらも、高級ワインのような品格のある風味に仕上がっています。
合わせるお料理としては、脂が乗ったこってり料理や鍋物など、味わいの濃い料理との相性に優れています。
料理の味を引き立てながらも、日本酒の個性も引けを取らずに主張してくる味わいの濃い日本酒です。