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古いお酒は売れる?「特級」表記のウイスキー|オールドボトルの年代の見分け方

古いお酒は売れる?まずは種類を確かめよう

実家の片付けや遺品整理をしていると、何十年も前のお酒が出てくることがあります。
「こんなに古いお酒は売れないだろう」と思うかもしれませんが、ウイスキーやブランデーは、未開封であれば買取の対象になることが多いお酒です。
アルコール度数の高い蒸留酒は、未開封なら中身が傷みにくく、長い年月がたっても状態が保たれやすいためです。
中でも、ラベルに「特級」と書かれたウイスキーは「オールドボトル」と呼ばれ、今では味わえない昔の味を求める愛好家に人気があります。
この記事では、特級表記の意味と、ラベルや表示から年代の見当をつける方法を紹介します。

「特級」とは?ウイスキーの級別制度

「特級」は、かつての酒税法で定められていた、ウイスキーの等級を表す言葉です。
昭和の時代、ウイスキーは「特級」「一級」「二級」の3つに分けられ、級によって税金の額が違っていました。
級を分ける基準は、主にウイスキー原酒がどれだけ含まれているか(原酒混和率)と、アルコール度数でした。
原酒を多く含む上の級ほど税金が高く、そのぶん値段も高かったため、「特級」は高級ウイスキーの代名詞のような存在でした。
ブランデーにも同じような級別の表示があり、日本酒にも「特級」「一級」「二級」の区分がありました。

1989年に級別制度は廃止された

ウイスキーの級別制度は、1989年(平成元年)4月の酒税法改正で廃止されました。
消費税が導入されたのと同じ時期に、お酒の税金のしくみも大きく見直されたのです。
この改正で、旧特級のウイスキーは税金が下がって値下がりし、反対に旧二級のウイスキーは値上がりしました。
日本酒の級別制度も段階的になくなり、1992年(平成4年)に完全に廃止されています。
つまり、ラベルに「特級」「一級」「二級」と書かれたウイスキーは、1989年の改正より前に出荷されたボトルだと考えられます。

輸入品の古いボトルと「従価」「従量」の表示

スコッチウイスキーなどの輸入品にも、日本で販売されたときの「特級」表記が入ったボトルがあります。
こうしたボトルの裏ラベルや輸入元のシールには、「特級」とあわせて「従価」「従量」と書かれていることがあります。
これは当時の酒税のかけ方を表す言葉で、「従価」は値段に応じて、「従量」は量に応じて税金がかけられたことを示しています。
当時は高価格のウイスキーに従価税がかけられていましたが、この従価税も1989年の改正で廃止されました。
そのため、「従価」「従量」の表示も、級別制度の時代のボトルを見分ける手がかりになります。
昭和の時代の輸入ウイスキーは今よりずっと高価で、海外旅行のお土産や贈り物として大切にされてきました。

ラベルや表示から年代の見当をつける方法

級別の表示のほかにも、ボトルには年代の手がかりがいくつかあります。
まず確かめたいのが容量の表示で、現在の輸入ウイスキーは700mlのものが多いのに対し、古いボトルには760mlや750mlと書かれたものがあります。
輸入元として書かれている会社の名前も、時代によって変わっていることがあるため、年代を調べるときの手がかりになります。
ラベルのデザインやロゴ、キャップの形などが今と違うものもあり、愛好家の間では、こうした細かな違いで年代を見分けることもあります。
ただし、これらはあくまで目安で、正確な年代を判断するには専門的な知識が必要です。
気になるボトルがあれば、自分だけで判断せず、買取店の査定で確かめてもらうと安心です。

古いウイスキーの状態チェック

オールドボトルは、長い年月の間に中身が少しずつ蒸発し、液面が下がっていることがあります。
これは「目減り」と呼ばれ、コルク栓のボトルで起こりやすい現象です。
また、ラベルが日に焼けていたり、しみや汚れがついていたりすることもあります。
目減りやラベルの汚れがあっても買取できる場合が多いので、あきらめずに相談してみましょう。
ただし、開封済みのものや、ラベルが完全になくなってしまったものは、買取が難しい場合があります。

売る前に気をつけたいこと

古いボトルはコルクがもろくなっていることがあるため、中身を確かめようとして開けるのはやめましょう。
瓶を逆さまにしたり強く振ったりすると、コルクが傷んで液漏れの原因になることがあります。
ほこりは乾いたやわらかい布で軽くふく程度にし、ラベルを水でぬらしたり、強くこすったりしないようにします。
化粧箱や木箱、冊子などの付属品が残っていれば、一緒に査定に出すと評価されやすくなります。
本数が多い場合や重くて運べない場合は、宅配買取や出張買取を利用するのも一つの方法です。
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特級ウイスキーが「昔の味」として人気の理由

特級表記のウイスキーが人気を集める理由の一つは、当時の原酒や造り方による味わいを楽しめることです。
同じ銘柄でも、昔のボトルは今とは味わいが違うといわれ、新旧の飲み比べを楽しむ愛好家もいます。
サントリーオールドなどの国産ウイスキーや、スコッチウイスキーの定番銘柄にも、特級表記のボトルが数多く残っています。
一方で、特級だから必ず高く評価されるわけではなく、銘柄や保存状態、付属品の有無によって査定額は変わります。
眠っている古いお酒があれば、まずはラベルを見て、どんな銘柄なのかを確かめてみましょう。
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