
ジャパニーズウイスキーの価格が上がっている
ここ十数年で、日本のウイスキーの価格は大きく上がりました。
かつてはお店で手軽に買えた銘柄が品薄になり、定価より高い値段で取引されることも珍しくなくなりました。
その背景には、国内でのブームと、海外での高い評価、そして熟成した原酒の不足という、いくつもの理由が重なっています。
この記事では、ジャパニーズウイスキーの価格が高騰した理由を、時代の流れに沿って紹介します。
長い低迷の時代
日本のウイスキーの消費量は、1983年ごろをピークに、長く減り続けました。
2000年代の後半には、市場の規模がピーク時の数分の1にまで縮小していたといわれています。
お酒の好みが多様になり、ウイスキーは一部の愛好家が飲むお酒と見られることも多くなっていました。
売れ行きが落ちたことで、メーカーはウイスキーの生産量を抑えていたといわれています。
このときの生産量の少なさが、のちの原酒不足につながっていきます。
ハイボールブームのはじまり
状況が変わるきっかけになったのが、2008年ごろから始まったハイボールブームです。
サントリーが、角瓶をソーダで割る「角ハイボール」を、飲食店を中心に広く提案したことで、若い世代にもウイスキーが飲まれるようになりました。
すっきりと飲みやすく、食事にも合うハイボールは、居酒屋の定番メニューとして定着しました。
2009年には缶入りの角ハイボールも発売され、家庭でも手軽に楽しまれるようになりました。
こうして、国内のウイスキーの消費量は再び増え始めました。
朝ドラ「マッサン」の放送
ブームをさらに後押ししたのが、NHKの連続テレビ小説「マッサン」です。
2014年9月から2015年3月まで放送されたこのドラマは、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝と、妻のリタをモデルにした物語です。
ドラマの人気とともに、ニッカのウイスキーや北海道の余市蒸溜所への関心が高まり、蒸溜所を訪れる人も大きく増えました。
ウイスキーづくりの苦労や、長い時間をかけて熟成させることの大切さが広く知られ、国産ウイスキーへの注目が一気に高まりました。
海外の品評会での高い評価
同じころ、日本のウイスキーは海外でも高く評価されるようになっていました。
2001年には、イギリスのウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」の企画で、ニッカの「シングルカスク余市10年」が総合1位、サントリーの「響21年」が2位に選ばれました。
2014年に発表されたジム・マーレイ氏の評価本「ウイスキー・バイブル」2015年版では、「山崎 シェリーカスク 2013」が世界最高のウイスキーに選ばれ、大きな話題になりました。
このほかにも、国際的な品評会で日本のウイスキーが賞を受けることが増えました。
海外からの需要が高まったことで、国内だけでなく世界中で日本のウイスキーが求められるようになりました。
熟成原酒が足りなくなった
ウイスキーは、蒸留したあと、樽の中で何年も熟成させてから出荷されます。
たとえば「12年」と書かれたウイスキーには、12年以上熟成させた原酒が使われています。
つまり、今売るウイスキーの原酒は、何年も前に造っておかなければなりません。
低迷の時代に生産量を抑えていたこともあり、急に人気が高まっても、熟成した原酒をすぐに増やすことはできませんでした。
こうして、特に熟成年数が表記されたウイスキーを中心に、原酒の不足が深刻になっていきました。
終売・休売が相次いだ
原酒の不足を受けて、人気の銘柄が次々と販売を終えたり、休止したりしました。
ニッカは、2015年9月に、熟成年数が表記された「余市」と「宮城峡」の販売を終了しました。
サントリーは、2018年に「白州12年」と「響17年」の販売休止を発表しました。
ニッカの「竹鶴」も、17年・21年・25年が、2020年3月までに販売を終えています。
手に入りにくくなった銘柄は取引される価格が大きく上がり、ジャパニーズウイスキー全体の価格の高騰につながりました。
なお、白州12年のように、のちに数量を限って販売が再開されたものもあります。
メーカーによる値上げ
需要の高まりや生産設備の増強などを理由に、メーカーによる値上げも行われました。
サントリーは2022年4月に、山崎・白州・響などの希望小売価格を引き上げました。
さらに2024年4月には、山崎・白州・響の一部の商品で、大幅な値上げが行われました。
定価が上がったことも、市場での取引価格を押し上げる理由の一つになっていると考えられます。
手元のウイスキーを見直してみよう
ジャパニーズウイスキーは、終売になった銘柄や古いボトルほど、買取でも注目されやすい傾向があります。
ご自宅に、昔もらったまま飲んでいない国産ウイスキーがあれば、一度確認してみるのもよいでしょう。
箱や冊子などの付属品がそろっていると、査定額が上がりやすくなります。
ただし、相場は需要によって変わるため、気になるものがあれば早めに査定を受けるのがおすすめです。
▶ウイスキーの買取一覧を見る
ウイスキーの買取ならネオプライスへ
山崎・白州・響・余市・竹鶴など、ジャパニーズウイスキーは買取でも人気があります。終売品や古いボトルも、未開栓であればお気軽にご相談ください。
ジャパニーズウイスキー、スコッチ、バーボンなど、さまざまなウイスキーを買取しております。
宅配買取は往復送料・キャンセル料が無料で、全国からお申し込みいただけます。店舗へのお持ち込みは査定額5%UPです。査定は無料ですので、お気軽にご相談ください。
▶ウイスキーの買取商品一覧
▶宅配買取について(送料・キャンセル料無料)
▶初めての方へ(買取の流れ)















