menu list買取商品 - ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュ
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ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュの高価買取致します

ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュのご紹介
買取参考価格 | 105000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | ボウモア蒸溜所 |
地方 | スコットランド |
地区 | アイラ島ボウモア |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/53.9% |
「ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュ」は、90年代の異なるヴィンテージの樽をブレンドしたシングルモルトウイスキーです。
バーボン樽とヨーロピアンオークのシェリー樽で寝かせた原酒をブレンドし、それをミズナラ樽に詰めて最良の原酒を輩出する「第一貯蔵庫」で3年間ウッドフィニッシュさせて仕上げた日本市場向けの特別なボトルで、世界では2000本が限定販売されました。
スコッチのシングルモルトでミズナラ樽を使ったものは前例がなく、このボウモアが世界でも初めてのケースとなります。
アイラモルトの女王」と讃えられるボウモアらしい柔らかな潮の香りと、スモーキーさの奥に隠れた蜂蜜や花のような甘さとチョコレートのようなコクは素晴らしく、上品さを感じる風味とバランスの良さが際立ちます。
ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュの歴史
ボウモア初のミズナラカスク仕込みのブレンデッドウイスキー
■ボウモアが初めて手掛けた繊細で上品なウイスキー
90年代ものの異なるヴィンテージカスクをブレンドした「ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュ」は、日本市場向けに特別に生産されたボトルです。
世界で2,000本限定で発売された希少なシングルモルトウイスキーで、ミズナラカスクを使用したアイラモルトのスコッチ・ウイスキーは世界で初めてでした。
スコッチ・ウイスキーのシングルモルトの熟成にミズナラカスクを使うことはこれまで一度もなく、ボウモア蒸留所がこの前例を覆して出来上がったのが「ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュ」です。
バーボンカスクとヨーロピアンオークのシェリーカスクでじっくりと熟成させたモルト原酒をブレンドし、さらにミズナラカスクに詰めました。
そしてこれまで数々の最上級のモルト原酒を輩出してきた第一貯蔵庫にて、3年の年月をかけてウッドフィニッシュさせて仕上げているのが特徴です。
ボウモアの真髄である「アイラモルトの女王」と称される潮の香りとピート香の効いたスモーキーさに、ハチミツフローラルなアロマが香り立ちます。
またチョコレートのような甘みがコクのある味わいを引き立たせ、ミズナラカスクの繊細さとアイラモルトの力強さが見事に調和した逸品です。
■ジャパニーズ・オークとして定着したミズナラ
スコッチ・ウイスキーの熟成に使用されるカスク(樽)のほとんどはホワイトオークで、特にアメリカンホワイトオーク樽は有名です。
アメリカのバーボンウイスキーで使用されるバーボンカスクやシェリー酒の熟成に使用されるシェリーカスクも、スコッチ・ウイスキーではよく見かけます。
しかしミズナラ樽がスコッチ・ウイスキーに使われることはほぼないといっても良いため、ボウモア蒸留所が製造した「ボウモア ミズナラ カスク フィニッシュ」は大変希少といえるでしょう。
今ではジャパニーズ・ウイスキーの熟成に欠かせない存在となったミズナラカスクですが、もともとは職人泣かせの非常に扱いにくい樽でした。
最初にミズナラカスクを用いたのはサントリーの山崎蒸留所で、ウイスキー貯蔵のためのシェリー樽が入手できなくなったことがきっかけです。
時代は太平洋戦争中から戦争終了後のことで、日本国内ではウイスキーを貯蔵するシェリー樽を輸入するのに困難を極めていました。
そこで国内に自生するオーク材から高級家具に使用されていたミズナラを、サントリーの職人が北海道で見つけたのです。
今ではすっかりジャパニーズ・オークとしてその存在感を増しているミズナラですが、そこに至るまでには大きな苦労がありました。
■ミズナラカスクが不評を買った理由
北海道で高級家具の材料として使われていたミズナラでしたが、ミズナラを使った樽には思いもよらない難点がありました。
出来上がったミズナラカスクに原酒を貯蔵したところ、なんと原酒が漏れ出してしまったのです。
ミズナラの木で作った樽は原酒が漏れやすい材質であったため、貯蔵に適した材質を選ぶのは大変な苦労を伴いました。
しかし何とか漏れることのないミズナラカスクが出来上がったものの、1度目の蒸留で出来上がった原酒には強すぎるほどのミズナラの香りが付いてしまったのです。
ブレンダーたちからの不評は職人たちの想像を上回るほどのものでしたが、それでもウイスキー造りにかける職人たちはミズナラの樽で蒸留を続けました。
職人たちが粘り強くミズナラの樽を使い続けた結果、2回3回と熟成回数を重ねるにつれてミズナラカスクは深い味わいを醸し出していきます。
1回目の蒸留で強すぎた木の香も、白檀や伽羅を思わせる芳しい香味へと変わっていきました。
現在ミズナラカスクは、サントリー「山崎」の長期熟成用の樽として使用されています。
当時ブレンダーの間で酷評だったミズナラカスクは、繊細な味わいを醸し出す樽として山崎の熟成に欠かすことができない存在となりました。
ミズナラカスクがジャパニーズ・ウイスキーの代名詞となったのは、ウイスキー造りをあきらめなかった先人たちの功績があったからこそです。
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