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芳醇で飲みやすい沖縄伝統のハブ酒

■名水の地で作られる数々の銘酒
琉球特産 沖縄 ハブ酒 うるま 40度は、沖縄本島北部名護市許田にあるヘリオス酒造で造られる酒です。
酒造は自然に囲まれた静かな場所にあり、酒造りに欠かせない水は古くから名水の地と呼ばれる許田の水が使われています。
ヘリオス酒造は1961年、松田 正氏が那覇市に設立した太陽醸造を最初とします。
この頃地元にあるサトウキビを原料にラム酒を造り、米軍向けに製造していたのが始まりです。

1969年に社名をヘリオス酒造株式会社に変更すると、リキュール類製造免許を取得すると同時にハブ酒の製造を開始しました。
現在は泡盛、古酒の銘酒「くら」なども手掛ける一大メーカーですが、「酒はその土地で穫れるもので造る」という創業者の松田氏の信念理念は50年以上経った今もしっかりと受け継がれています。
沖縄の基幹作物であるサトウキビを原料にラムの製造を始めましたが、斬新なアイディアで焼酎やクラフトビールなど、地域に根付いた酒造りをしているのはそうした理念があってこそです。

数々の受賞歴があり、泡盛品評会や国際品評会モンドセレクション、インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション(IWSC)など数々の大会で最高賞の受賞歴があります。
そんな腕のよい老舗が手掛けるハブ酒とはどんなものなのか、気になった人は多いでしょう。
そもそもハブ酒の歴史とはどんなものなのでしょうか。

■沖縄の文化とハブ酒
沖縄の酒といえば泡盛が有名ですが、ハブ酒もまた代名詞と言える伝統的な酒でしょう。
大昔に造られていたものは強烈な臭みでとても口にできるものではなかったようですが、現在はもちろん美味しく飲める健康酒となっているので安心してください。
またハブは猛毒で知られていますが、タンパク質の毒はアルコールで変質しているため、飲酒可能な年齢や体質であれば問題はありません。
世界的に見るとハブ酒の歴史はとても古く、中国で数千年前から造られていた記述があり、沖縄では数百年前から薬用酒として珍重されていたことがわかっています。
ハブ酒の銘柄でロングセラーといえば「うるま」ですが、多くのハブ酒が焼酎や泡盛をベースにしているところ、ラム酒をベースにしたことが大きな特徴でしょう。
ラム酒は洋酒というイメージがありますが、原料はサトウキビの廃糖蜜や搾り汁ですから、まさに沖縄と地域性の強い酒と言えます。
ここでもヘリオス酒造の創業者の理念が活かされており、地産地消の銘酒を生み出すことにつながっています。
土地の人の体になじみやすいラム酒を利用することで、薬酒として知られるハブ酒も飲みやすい常用酒となったのです。

■ハブ酒の味わいと栄養価の高さが人気に
ヘリオス酒造のハブ酒 うるまは、1994年に国際品評会モンドセレクションで銀賞に輝いています。
また同年、古酒「くら」と並んで「薬草ハブ酒スーパーロイヤル」も金賞に輝いていますので、歴史的な快挙と言えるでしょう。
いかに薬味酒といっても、品質や味がよくなければ評価はされません。
栄養価はビタミン類やアミノ酸類を豊富に含み、人間が体内で作ることのできない必須アミノ酸も十分に摂取することができます。
ハブ酒には疲労回復効果が期待されていますが、滋養強壮力を持つタウリンが多く含まれるためでしょう。
しかもうるまはハブ酒とは思えない気品ある飲み口と、甘く芳醇な飲みやすさで一躍有名になりました。
一大ブームを巻き起こしたうるまは、ハブ酒の元祖でありレジェンド的存在です。
ヘリオス酒造では、古くからハブ酒の研究にいち早く取り組み、自社が得意とするラム酒をベースに使うことで、大昔は飲めたものではなかったハブ酒を気品ある飲み口に変えることに成功したのです。
創業当時からリキュール製造免許を獲得し、地域の特性を活かした酒造りに邁進してきたヘリオス酒造だからこそ作れたハブ酒と言えるでしょう。

■誰にでも親しまれやすい琉球特産 沖縄 ハブ酒 うるま 40度
うるまは、高級なラム酒で高濃度抽出したハブのエキスで仕上げた甘美で芳醇なハブ酒です。
香りの高さとまろやかな味わいが人気で、女性でも楽しめると評判です。
アルコール度数によっていくつかの種類がありますが、40度には720mlの通常瓶と3800mlのハブ入り瓶があり、720ml瓶はハブ入り瓶の補充としても人気があります。