リキュールの特徴と4つのカテゴリーの人気リキュール

リキュールとは

リキュールは果実や香草、薬草などで風味付けした蒸溜酒や、さらに甘味などを加えた蒸溜酒のことを指し、スピリッツの一種でもあります。
香味成分から大きく4つに分けられ、そのまま飲んだり、ロックでも楽しめますが、一般的にはカクテルの材料になったり、お菓子作りにも活用されています。

フルーティーな果実系

カクテルやスイーツ造りにと人気が高いリキュールが果実系で、チェリーやオレンジ、パッションフルーツなど様々なフルーツから作られています。
チェリーリキュールやカシスリキュール、マンゴーリキュールなどがあり、甘酸っぱい香りとすっきりとしたほのかに甘味を感じるテイストが楽しめます。

香ばしい種子系

種子系に分類されるのはコーヒーやカカオ、ヘーゼルナッツやココナッツから造られるリキュールです。
イタリアのピエモンテ州で収穫された淡い褐色のヘーゼルナッツから造られる「フランジェリコ」などが有名で17世紀に誕生したという伝説を持つ伝統と歴史あるリキュールの一つです。
また、エスプレッソマシーンで抽出したエスプレッソを用いたコーヒーリキュールは甘味を抑えた濃厚さと香り高さが魅力的です。

爽やかでスパイシーな薬草・香草系

薬草・香草系のリキュールはミントやラベンダーなどのハーブをはじめ、クミンなどのスパイスなどをブレンドするなどして造られています。
1896年にイタリアで生まれた「ガリアーノ・オーセンティコ」は、明るい黄金色をしており、アニスや杜松の実、ラベンダー、ペパーミント、バニラなど30種類を超えるハーブやボタニカルがブレンドされています。
センセーショナルなアニスの力強さと、爽やかなフレッシュハーブの香り、様々なテイストが融合されたとろけるような風味が特徴です。
カクテル材料にもおすすめで、多彩な成分を含みながらもバランスのよい美味しさが引き出されます。