
ブランデーとは
ブランデーは、果実から造ったお酒を蒸留した蒸留酒の総称です。
日本で単に「ブランデー」というと、ぶどうから造った白ワインを蒸留したものを指すことが一般的です。
「ブランデー」という名前は、オランダ語の「ブランデウェイン(焼いたワイン)」に由来するといわれています。
ブランデー用のワインを造る
ブランデー造りは、ぶどうからワインを造るところから始まります。
原料には、ユニ・ブランなど、酸味が強く、糖度があまり高くない白ぶどうがよく使われます。
こうしたぶどうから造るワインは、そのまま飲むには酸味が強すぎますが、蒸留すると、繊細で豊かな香りのブランデーになります。
酸味が強いワインは傷みにくく、蒸留するまでの間、品質を保ちやすいという利点もあります。
蒸留
できあがったワインを蒸留器で加熱し、アルコールを含んだ蒸気を集めて冷やすことで、アルコール度数の高い原酒を造ります。
コニャックでは、銅製の単式蒸留器で2回蒸留するのが決まりです。
アルマニャックでは、半連続式の蒸留器で1回蒸留するのが一般的です。
蒸留したばかりの原酒は、無色透明で、アルコール度数は70度前後あります。
樽熟成
蒸留した原酒は、オーク樽に詰めて熟成させます。
樽の中で何年も過ごすうちに、木の成分が溶け出して琥珀色に色づき、バニラやドライフルーツのような香りが生まれます。
熟成の期間は、数年から、長いものでは数十年に及びます。
ブレンドと瓶詰め
熟成を終えた原酒は、多くの場合、熟成年数や産地の異なる複数の樽の原酒をブレンドして、そのブランドの味わいに仕上げます。
コニャックの等級(VS、VSOP、XOなど)は、ブレンドに使った原酒のうち、最も若いものの熟成年数によって決まります。
最後に、水を加えて40度前後に度数を整え、瓶詰めして出荷されます。
ぶどうの搾りかすから造るブランデー
ワインを造るときに出る、ぶどうの搾りかすを発酵させて蒸留したブランデーもあります。
イタリアでは「グラッパ」、フランスでは「マール」と呼ばれます。
グラッパは樽熟成をしない無色透明のものが多く、マールは樽で熟成させて琥珀色のものが多いのが特徴です。
果実のブランデー
ぶどう以外の果実から造るブランデーもあります。
りんごから造るアップルブランデーは、アメリカでは「アップルジャック」とも呼ばれ、フランス・ノルマンディー地方のものは「カルヴァドス」と呼ばれます。
日本のブランデー
ブランデーは、日本でも造られています。
国内の大手洋酒メーカーや、ワイナリーが、国産のぶどうやりんごなどを使ってブランデーを造っています。
ぶどうの産地である山梨県や長野県、りんごの産地である青森県などで造られたブランデーもあります。
国産ブランデーは、日本人の好みに合わせた、やわらかで飲みやすい味わいのものが多いのが特徴です。
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