
ジンとは
ジンは、ウォッカ、ラム、テキーラと並ぶ、世界四大スピリッツの一つです。
ジントニックやジンバックなど、カクテルのベースとしておなじみのお酒です。
穀物から造った蒸留酒に、ジュニパーベリー(杜松の実)をはじめとするボタニカル(香草、果皮、スパイスなど)の香りを移して造ります。
ジンの歴史
ジンの起源は、17世紀のオランダにあるといわれています。
オランダの医学者が、ジュニパーベリーをアルコールに漬けて蒸留し、薬として造ったものが始まりとされています。
これがオランダで「ジュネヴァ」として広まり、その後イギリスに伝わって「ジン」と呼ばれるようになりました。
イギリスでは、連続式蒸留機の登場によって、すっきりとした味わいの「ドライジン」が生まれ、世界中に広がりました。
なお、それより前の時代にも、イタリアの修道院などでジュニパーベリーを使った薬用のお酒が造られていたという説もあります。
ジュニパーベリーの香り
ジンの香りの中心となるのが、ジュニパーベリーです。
ジュニパーベリーは、ヒノキ科の植物の実で、松やヒノキを思わせる、清々しく爽やかな香りがあります。
このほか、コリアンダー、柑橘の皮、アンジェリカの根、カルダモンなど、さまざまなボタニカルが使われ、銘柄ごとの個性が生まれます。
ジンの種類
世界で最も広く飲まれているのが、イギリスで生まれた「ロンドン・ドライジン」です。
すっきりとした辛口の味わいで、カクテルのベースに最適です。
オランダの「ジュネヴァ」は、麦芽の風味が残る、まろやかな味わいが特長です。
近年は、各地の特産品をボタニカルに使った「クラフトジン」が世界中で造られており、日本でも、柚子や山椒、緑茶などを使った個性豊かなジンが人気を集めています。
ジンの飲み方
ジンのアルコール度数は、37.5〜47度ほどのものが一般的です。
日本では、ジントニックやジンバック、ジンソーダなど、カクテルやソーダ割りで楽しむのが定番です。
冷凍庫でよく冷やしたジンを、ストレートで少しずつ味わうのもおすすめです。
アルコール度数が高いため、家庭の冷凍庫では凍らず、とろりとした口当たりで、ボタニカルの香りがすっきりと楽しめます。
飲むときは、少量ずつ、水と一緒に味わいましょう。
クラフトジンの楽しみ
クラフトジンは、小さな蒸留所が、こだわりのボタニカルを使って造るジンです。
日本では、柚子や山椒、玉露、桜、ヒノキなど、日本ならではの素材を使ったクラフトジンが数多く造られています。
同じジンでも、ボタニカルによって香りがまったく異なるので、ソーダ割りやストレートで飲み比べてみると、その違いがよく分かります。
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