
日本酒に賞味期限はない
日本酒のラベルを見ると、賞味期限の表示がないことに気づきます。
これは、食品表示の決まりで、酒類は賞味期限の表示を省略してよいことになっているためです。
その代わりに書かれているのが「製造年月」です。
製造年月は、お酒を造った日ではなく、瓶に詰めた(詰め日)年月を表しています。
美味しく飲める期間の目安
日本酒はアルコール度数が15度前後あり、未開封であれば腐ることはほとんどありません。
ただし、時間がたつと香りや味わいが少しずつ変化していきます。
一般的な日本酒は、製造年月からおよそ1年以内、生酒は数か月以内に飲むのが、蔵元が意図した味わいを楽しむ目安とされています。
長く置くと、色が黄色くなったり、熟成したような香りが出てきたりします。
これを好んで楽しむ「熟成酒」もありますが、一般的な日本酒は早めに飲むほうがおすすめです。
開封前の保存方法
日本酒は光と熱に弱いお酒です。
直射日光や蛍光灯の光に当たると、色や香りが変わる「日光臭」の原因になります。
保存は、温度変化の少ない涼しい冷暗所が基本です。
新聞紙や箱で瓶を包んで光をさえぎると、より安心です。
火入れ(加熱殺菌)を2回した一般的な日本酒は、冷暗所であれば常温で保存できます。
生酒や吟醸酒は冷蔵庫へ
火入れをしていない「生酒」は、酵素の働きが残っているため、常温では味わいが早く変わってしまいます。
生酒や生貯蔵酒、香りの繊細な吟醸酒・大吟醸酒は、冷蔵庫で保存しましょう。
特に生酒は、5〜10度程度の低い温度で保管するのが理想です。
開封後の保存方法
開封した日本酒は、空気に触れて酸化が進むため、冷蔵庫で保存するのが安心です。
キャップをしっかり閉め、なるべく早めに飲みきりましょう。
開封後は、1週間〜1か月程度で風味が変わってくることが多いです。
飲みきれない場合は、料理酒として使うのも一つの方法です。
瓶は立てて保管する
日本酒は、瓶を立てて保管するのが基本です。
横に寝かせると、お酒がキャップに長く触れ、キャップの金属やパッキンのにおいが移ったり、液漏れの原因になったりすることがあります。
一升瓶を冷蔵庫に立てて入れられない場合は、四合瓶(720ml)を選ぶと保管しやすくなります。
劣化した日本酒の見分け方
長く保管していた日本酒は、飲む前に状態を確かめましょう。
色が濃い黄色や茶色に変わっている場合は、熟成や劣化が進んでいるサインです。
香りをかいで、たくあんのような、または焦げたようなにおい(「老香(ひねか)」と呼ばれます)が強い場合は、本来の味わいから大きく変わっています。
光に当たって劣化すると、獣のような独特のにおいがすることもあります。
においや味に違和感があるときは、無理に飲まず、料理酒として使うのもよいでしょう。
煮物や魚の下ごしらえに使えば、日本酒のうま味が料理を引き立ててくれます。
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