
リキュールとは
リキュールとは、蒸留酒に、果物や香草などの香りを移し、砂糖などの甘みを加えたお酒のことです。
いくつかの材料を混ぜて造ることから、「混成酒」とも呼ばれます。
甘いお酒というイメージが強いかもしれませんが、実はさまざまなお酒がリキュールに分類されています。
酒税法でのリキュール
日本の酒税法では、酒類と糖類などを原料にしたお酒のうち、エキス分が2度以上のものが「リキュール」に分類されています。
エキス分とは、お酒に含まれる、糖分などのアルコール以外の成分の量を表すものです。
かつて「新ジャンル」や「第3のビール」と呼ばれたビール風の飲料の中にも、発泡酒にスピリッツを加えて造られ、税法上はリキュールに分類されるものがありました。
梅酒はリキュールの一種
日本で古くから親しまれてきたリキュールが、梅酒です。
梅酒は、青梅と氷砂糖を、ホワイトリカーなどの蒸留酒に漬けて造ります。
蒸留酒に果実の香りと甘みを加えたお酒なので、まさにリキュールにあたります。
ホワイトリカーは、果実酒作りに向いた、35度前後の甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)です。
梅酒は、発酵させて造るお酒ではなく、梅のエキスをお酒に溶け出させて造るお酒です。
梅酒の作り方
材料は、青梅1kg、氷砂糖500g〜1kg、ホワイトリカー1.8リットルが目安です。
青梅は傷のないものを選び、きれいに洗います。
アク抜きのために、2〜4時間ほど水に浸けておく方法もあります。
水気をしっかりふき取り、竹串などで、なり口のヘタを丁寧に取り除きます。
熱湯やアルコールで消毒した保存瓶に、青梅と氷砂糖を交互に入れ、最後にホワイトリカーを静かに注ぎます。
ふたをしっかり閉め、直射日光の当たらない冷暗所に置き、ときどき瓶をやさしく揺すって、氷砂糖を溶かしましょう。
飲み頃と保存
2〜3か月ほどで飲めるようになり、半年から1年ほど置くと、まろやかでコクのある味わいになります。
梅の実は、1年ほどを目安に取り出すと、にごりや苦みが出るのを防げます。
自家製梅酒の決まり
自宅で梅酒を漬けることは、酒税法で認められています。
ただし、アルコール度数20度以上のお酒を使うことなどの決まりがあり、自分や家族で楽しむためのものなので、販売することはできません。
梅酒のアレンジ
自家製の梅酒は、ホワイトリカーのほか、ブランデーやウイスキー、アルコール度数20度以上の焼酎などで漬けることもできます。
ブランデーで漬けると、コクのある芳醇な梅酒に、ウイスキーで漬けると、樽の香りがほのかに感じられる梅酒になります。
氷砂糖の代わりに、黒糖や蜂蜜を使うのもおすすめです。
なお、日本酒などアルコール度数20度未満のお酒は、自家製の果実酒作りには使えません。日本酒で仕込んだ梅酒を楽しみたいときは、酒蔵が造って販売している商品を選びましょう。
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