
焼酎に賞味期限はない
焼酎には、賞味期限の表示がありません。
食品表示の決まりで、酒類は賞味期限の表示を省略してよいことになっているためです。
焼酎はアルコール度数が20〜25度前後と高く、雑菌が繁殖しにくいため、腐ることはほとんどありません。
また、蒸留酒である焼酎には、糖分などの雑菌の栄養になる成分がほとんど含まれていません。
そのため、正しく保存すれば、長く品質を保つことができます。
未開封の焼酎の保存方法
焼酎は、直射日光の当たらない、温度変化の少ない涼しい場所で保存しましょう。
日光に含まれる紫外線は、焼酎の香りや味わいを変化させる原因になります。
床下収納や押し入れ、北向きの部屋の棚などが保存に向いています。
コンロのまわりや家電製品のそば、夏場の暑くなる場所は避けましょう。
瓶は立てて保管するのが基本です。
開封後の保存方法
開封した焼酎も、腐る心配はほとんどありませんが、空気に触れることで少しずつ香りが変わっていきます。
しっかりと栓を閉め、未開封のときと同じように冷暗所で保存しましょう。
焼酎は、周りのにおいを吸いやすい性質があります。
においの強い食品や洗剤、防虫剤などの近くには置かないようにしましょう。
栓の上からラップを巻いておくと、においうつりや揮発を防ぎやすくなります。
白い濁りやおりは劣化とは限らない
本格焼酎を寒い場所に置いておくと、白く濁ったり、白いおりのようなものが浮いたりすることがあります。
これは、原料に由来する油性のうま味成分が、低い温度で固まったもので、品質が悪くなったわけではありません。
多くの場合、常温に戻すと元の透明な状態に戻ります。
ろ過を控えめにして、うま味成分を多く残した焼酎ほど、こうした濁りが出やすくなります。
劣化のサイン
一方で、焼酎が劣化すると、古くなった油のようなにおいがすることがあります。
これは「油臭(あぶらしゅう)」と呼ばれ、焼酎に含まれる油性成分が、光や熱によって酸化することで生じます。
においが強く気になる場合は、無理に飲まないほうがよいでしょう。
長期保存で味わいが変わることも
焼酎は、長く保管することで角が取れ、まろやかになることもあります。
蔵元が長期間貯蔵して出荷する「古酒」は、熟成による深い味わいが魅力です。
大切な焼酎は、光と熱を避けて、丁寧に保管しておきましょう。
焼酎の古酒
焼酎は、長く貯蔵することで、角が取れたまろやかな味わいになります。
蔵元が長期間貯蔵してから出荷する焼酎は「古酒」と呼ばれ、熟成による深い味わいが楽しめます。
貯蔵には、タンクのほか、かめ壺や樽が使われることもあります。
樽で貯蔵した焼酎は、琥珀色に色づき、バニラのような香りを持つものもあります。
古酒は、ストレートやロックで、ゆっくり香りを楽しむのがおすすめです。
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